2014年4月29日火曜日

Rainy day



ぱらぱらと雨が降る日は、
写真を見直すには、丁度良い日だと思う。
無駄に溜まった写真の束に、追いつきそびれた小さな思い出。
ひっぱり出した拍子に溢れたそれは、今でもちゃんと覚えてる。
写真展のDMやら、「御苗場」の入場券やら。
大学時代に溜め込んだ、そんな無数の思い出に、
何年振りかに苦笑い。

ターニングポイントと言う奴があるのなら、
それは間違いなくあの年だと思う。
08年、私がはじめてkissさんを持った年。
「写真は一人で撮るものだ」と思っていた私を変えたのは、
間違いなく、部長と先輩で。
入る気すらなかった写真部に断り切れずに入部したあの日、
1年後の自分が一眼レフを持つなんて、想像もしていなかった。
それでも、学生時代はもっぱらブローニーと35mmばかりだったけど、
撮り方も撮るものも変わったのはあの年で、
金木犀の香るあの部室で過ごせた日々に、
少しだけ「ありがとう」と小さくぽそり。

雨の降る日は、そんな鮮やかな思い出と。

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