2013年11月29日金曜日

夢のあと



次は何色に見えるのか、少しだけワクワクしています。
今から晴れろと願いつつ、ちょっと遊ぶ気満々な私は、
「宜しくね、kissたん」と相棒にお願い一つ。

5月に佐久で見たバルーンは、
まるでランプみたいに綺麗だったから、
冬に見るバルーンも、輝いて見えたら良いな。

2013年11月25日月曜日

私の相棒



二眼レフを持って歩くと、色んな方に声をかけて頂ける。
特におじいちゃんには、「いいカメラだね」と「大切にしなさい」と「頑張ってね」って言って頂ける事が多くて、その度なんだか嬉しくなる。

先週の日曜日、動物園で出会ったおじいちゃんは、「やっぱりフィルムは良いね」って嬉しそうに笑った。「楽だから、最近はこっちばっかりだ」と首からぶら下げたNikonの一眼レフを大事そうに撫でたおじいちゃんは、「まだブローニー売ってるんだね」と、お家に2つある二眼さんのお話をして下さった。よく雑誌に写真を投稿されたり入賞されたりしてると言うおじいちゃんは、見ているだけで分かるくらい、写真とカメラが大好きな方で、にこにこ顔で二眼さんを見るその眼差しが、物凄くあたたかかった。「皮のケースに入った二眼レフ」の話とレンズのお話をしながら、カメラで繋がるご縁って、素敵だなとしみじみ。
特に、二眼さんを持ってる時に出会えるあったかい笑顔が、私は凄く好きなのです。
おんなじ場所で撮影されてたお友達と一緒に、色々な事を教えてくれたおじいちゃんは、やっぱり「大切にしなさい」と「頑張ってね」って言葉を下さった。

元々HOLGA党の私は、ロクロクには夢が詰まっていると思っていたりします。
学生時代は、殆ど白黒しか撮らなかったけど色があるのも素敵だなと思えたのは、ロクロクの世界に魅せられたからで、6×6に切り取られた世界のあたたかさが、私はやっぱり好きなのです。
「一眼レフ持ってくれば良かったー」なんて、何度も呟いてはいたけれど、一眼レフでは撮れない世界がそこにはあるから、ゆっくり世界と向き合いたい時、私の相棒は、やっぱり彼しかいないと思う。

これからも彼らと一緒に、ゆっくりまったり写真を撮っていけたらなと、こっそりぼんやり思うのです。

2013年11月17日日曜日

秋のお散歩



冬になってしまうその前に、
もう一度秋が見たくなった今日。
丁度用事で行った場所の近くに、前にお友達が言われていた場所がある事に気づいて、うだつの上がる町と、もみじ谷までちょっと寄り道。

今年は温暖さが激しかったから、綺麗な紅は少なかったですが、
綺麗なみどりと光の色があちこちに広がっていて、
ついぼんやりと、その影を追ってしまう、そんな景色がありました。
桜とおんなじで、もみじの下を歩く顔は、
どこか皆あたたかいから、素敵だなって思うのです。




今年は、春も夏も秋も、沢山素敵な思い出を頂いたから、
幸せだなって思ったそれを、一つ一つ大切にしまいたいな^^


2013年11月15日金曜日

さよならのかわりに、



顔も知らない人でした。
会ったことも無い人でした。
私の存在も知らない人たちだけど、
少しだけ、繋がりたいなと思った人たちでした。

ただ少しだけ、苦しかった事よ、
ただ少しだけ、寂しかったよ、
でもそれは、私の為だったって知ってるから。

貴方たちの孫は、もの凄く幸せに生きています。

笑って貴方にはなむけ一つ。
時として、現実は小説よりも奇なのです。

2013年11月12日火曜日

森の恵み

 
 

 先月の終わりの事。
お友達に誘われて、乗鞍の五色ヶ原に行ってきました。

入場規制がかけられた高山の山の中を散策するガイドコース。
生い茂る木々に、そこに住んでいる動物達の痕跡。
贅沢なくらいマイナスイオン一杯で、
偶然ご一緒した神戸からのパーティと、
地元トークを繰り広げたりして、とっても楽しい8時間でした。
でも同時に、そこここに広がる自然の景色に、
共存の難しさを、感じたような気がします。

人は、綺麗を求めるから。
求めて手を伸ばされたそれは、
受け入れると同時に、傷つかない訳がないから。
あそこは、私たちの場所であって、私たちの場所じゃない。
だからこそ、守らなければいけなくて、
だからこそ、綺麗で切望したくなる。

途中、滝を撮りに行って滑落死した、お友達のお父様の事を思い出した。
きっと、魅せられたんだろうなって思う。
私が高い所が恐い理由。
吸い込まれるように、綺麗は時々恐いから。

曇り、雨、霧、みぞれ、晴れ。
そこで経験した総てが素敵で、総て切り取りたいなって思った。
何年か経った後、あの場所が変わらぬ景色のままでいてくれたらなって、
ふと振り返った道程で、そんな事を思った場所でした。

2013年11月3日日曜日

密かなさよならの仕方


友達に誘われて、海に行ってきました。
大好きな音楽と
タンブラーに入れた紅茶をお供に、
ぼんやり黄昏る為の旅。

潮の匂い、波の音、撫でる風のように通り過ぎる人たち。
何故だかあたたかくて、何故だか少し切なくて、
それでも、あんなに海があたたかいなと思ったのは、
はじめてかもしれません。

寂しいと切ないは、元を正せばあったかい。
なんにも出来ないけどだからこそ、
私に出来る事少し、考えてみようかな。