2013年10月14日月曜日

君がくれたもの



久しぶりに体調を崩して、久しぶりに人肌が恋しくなったて、
あぁそっか、もう秋かなんて、ブランケットに包まりながらぼんやり。
秋とか冬はなんでだか、無性に人肌が恋しくなって、
誰かに抱き着きたくなる衝動。
学生時代は、お友達にぎゅーって抱き着くか、
腕にくっ付いてるのが日常だったりしたのですが、
あれ、女子校の特権で、一般的には、
友達でも抱き着いたりしないんですね。
最近知って、ちょっと衝撃を受けたとか言うのは内緒ですが、
結構大打撃でした(笑)

素敵なカフェで素敵なオーナーさんと出会ったり、
プラネタリュウムで星を見たり、お友達のカフェでまったりしたり、
優しい人に沢山出会って、ほくほくした土曜日。
優しい人に出会うと、自然と笑顔になれるのは、
その人達が、沢山の優しいを分けて下さるからなんだろうなーって思う。

体調を崩した関係で、先週くらいからオンラインから少し離れているのですが、
そんな中でふと、この前読んだ『レインツリーの国』の言葉が
ぼんやり浮かんでいたりして。
オンラインだけの繋がりって、向こうが望まなければ、
当たり前のようにいつでもブツッて切れるのだ。
そんなの、今更なのだけれど。
ブログを初めて、10年近く経つけれど、あぁそうだなって今更思う。
私が続けられなかったから、向こうが望まなかったから。
付き合いが長い人に言わせると、
私はあんまり人に固執する方じゃないらしいので、
きっと、忘れてしまっている事も多いんじゃないかななんて、
他人事みたいに思ったりしていますが、
本名住所も知ってたのに、切れた人なんて何人もいる。
リアルより深く関わった人も沢山いて、
強くも弱くもあるこの世界の繋がりを希薄と言う言葉で片付けるのは、
なんだか違う気がするけれど、ただそれはどんな別れにしろ、
悲しくないと言ったら嘘になるから不思議だなって思う。
でも、どの出逢いにも、ありがとうって言いたいなって、そんな事をぼそり。

外の風にあたれるようになったら、
紅葉か、コスモス撮りに行きたいなー
来週?再来週?まで、咲いててくれるかしらん(笑)

2013年10月8日火曜日

レインツリーの国

久々に、読む人の事を考えない、自分本意な感想を並べようと思います。
感想と言うよりは、自分に対する覚書、基戯言。
私にとってのブログの役目は、所詮、自分の覚書なのです。



『レインツリーの国』

有川浩の小説。
学生時代から、友達に薦められていたけれど、なんとなく、今まで読む気になれずにいた小説。たまたま、再度違う友達に薦められて、なんとなく、読みだした小説。

読了感想は「私には理解の出来ない話」。
傷ついた気持ちとか、身体的障害とか、そういうのじゃなくて、その周りを取り巻く環境と感情が、私には、理解出来ない世界で、それでもただ、あぁ、私はいまだに青春が抜けきらない、めんどうくさい女なのかって気づいたりもして(笑/痛)
そしてやっぱり、男性にしても女性にしても、妬むとか僻むとか、同情とか、分からないし、分かりたくないなとも思った。ほんの少しだけれど、両方の主人公の痛みを、ほんの少しずつ経験した事があって、文字をなぞるように読んだそんな箇所箇所が、人にとっては特別な事なのか、となんだか他人事のように思ったりもして。
ただ、同時に、あぁ「でも、こうだから・・・」「こうだったらどうしよう」「傷つけたくないから」で諦めてきたこと、諦めずに頑張ろうとも思った。
そんな類が、私の読了感想。

有川さんの作品は、登場人物の台詞が素敵だなとも思った。

「ちゃんとそんなときに自分のこと守れてえらかったよな」

辛い思い出を思い出した「ひとみ」に「伸」がかける台詞。
きっと「伸」が選んで発した台詞。
読んだ瞬間、涙が出た。
こんな台詞言える人、きっと滅多にいないんだろうなぁと思う。

1、2年くらい前、私の「好き」は押しつけだとお友達に言われた事があって。
その時は言わなかったけれど、本当の事を言えば、こちらを向かれるのが恐いから、ただただ少しの気持ちを過大して、押し付けていたあの頃。いまだにこちらを向かれるのが恐い私は、気づけば一歩下がる事があって、でもそれで、守れるものってなんなんだろうって考えたら、実に滑稽で、自分の事しかないんだなーって、反省するしかないのです。
伸さんみたいな、優しい人の優しさを、私は、素直に凄いな、良いなと思う。
でも、優しい人は同時に、それとおんなじくらいに傷ついているから、そんなに傷つかなくても良いのになとも思う。思うけど、それを言える程強くない私は、伸さんの強さと弱さに憧れた。

読了感想なんて滅多に書かないけど、なんとなく書こうと思ったのは、私では理解出来ない事が多かったから。文学作品としては、正直、生温いと思ったけれど、私には理解出来ない部分が多くて、結局2回読み返した。読み返したけれど、ただ、それを誰かにぶつけるだけの気力も時間も無いから、きっとそれが、私の中での「宿題」なんだろうなと思う。
ぼやかして書く意味はないから、そのまま書けば、男性との距離の取りかたエトセトラ。
この3年で、周りに驚かれる程進歩はしたけど。でも、向き合おうとしては、失敗してきたそれと、そろそろ真剣に向き合っても良い頃なのかもしれないなってちょっと思った。
主人公の言葉を借りれば、
「今まで逃げてて考えなかったこと、ちゃんと考えたいんです。」
でも、一人じゃどうしようもないから、若干迷子になりつつあって、でも、そろそろ良い加減、自分の事ばかりから卒業したいから、ちゃんと、考えて、向き合いたい。でも、それにはやっぱり、向き合ってくれる人が必要なんだという事も分かっていて、結局、振り出しに戻る私には、幸いな事に、周りに優しい人が沢山いるから、少しだけ甘えて、取り敢えず、無様でも、自分の事隠さず、逃げないで向き合ってみようと、そんな事を思ったりしています。
3年前まで、普通に会話もままならなかったんだからって言ったら、きっと驚く知り合いも沢山いるから、1年後、2年後に同じ事を語った時「嘘でしょ?(笑)」って言って貰えるように、悪足掻きをしようと思います。


「周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。」


ひとみが伸さんに出会って変われたように、私も変われた部分が沢山あるから。
次に会ったら一杯伝えたいな。
「ありがとう」って。

2013年10月6日日曜日

クッキー



急にクッキーが作りたくなって、夜中に一人で作ってみた。
大好きなディズニー映画をBGMに混ぜ合わせる粉とバターは、無論、クッキー用じゃない訳で、代用品のホットケーキミックスとハチミツは思った以上に甘い匂い。
LINEでお友達とお喋りしながら焼き上がりを待つ間、
香る匂いの心地よさに、ちょっとぼんやりしていたら、
隣に座ったワンコがくんくん鼻を動かすから、
「お前は食べられないよ?」って言ったら、
悲しそうな顔がこちらを向いて、
なんだかそれが可哀想で、ついつい、犬用のクッキーを彼にあげる私は、
相当、彼に甘いのです。

今年こそは、お料理教室に行きたいなーなんて、時々、女の子らしい事を思ってみたりしていますが、そろそろ、お料理も自信持てるようになりたいな。
上手いかどうかは別として、お料理するのは好きなのです**

なんて言いながら、紅葉狩りも行きたいなー><
山は綺麗に紅葉してるみたいだし、後一回くらい山も行きたいなー。。。

そろそろ折角秋ですし、少しゆっくりすごしてみようかななんて、
鱗雲に、ぼんやり思った。

2013年10月2日水曜日

アルペンルートの冒険



この前のお休み、オコジョさんに会いに、立山に行ってきました。
その景色の綺麗さに惹かれて、毎日HPのライブカメラの映像を見たりしていましたが、近づくにつれて、憧れていた景色が広がって行くその感覚に、今年の5月に行った長野の事を思い出したりしていました。文字通り「夢見ていた」事が叶う事の嬉しさを、最近、噛みしめてばかりいます。

室堂山に登って、キャンプ場でお鍋して、雷鳥沢ヒュッテで温泉に入って、月に照らされながら雄山を登って、朝日を浴びながら山を下って・・・あっと言う間なのに、何故だか昨日やった事が昨日の事に思えない。そんな、不思議な感覚を覚えた2日間。

 
書きたい事は沢山あるのですが、なんだか言葉にしてしまうのが勿体ないような、そんな気持ちがちょっとあって、行程を順に追おうかと思いましたが、今回はやめておこうと思います。

行程を追う事よりも、時間ごとに変わる山の色とか、そこから見える表情とか、そちらの方が頭に一杯残っていて、写真を見ながら思い出すそんな景色と感情を覚えていたいなぁとそんな事をぼんやり思っていたりします。
 
ヘッドライトなんて必要ないくらい明るい月明かりに照らされて歩いた夜の道とか、本当に冒険気分で、ずっとわくわくしていた道程。同時に、小さい頃にはじめて「うちゅう」を知った時の事を思い出したりもしたのですが、それについては、書き出したら長くなってしまったので、それはまた別の機会に書くとして。
蛙みたいな声で啼く雷鳥とか、朝日の中一斉に飛び立ったイワヒバリとか、1年経っても解けない雪渓、綺麗なのに棘があるアザミ、青だけじゃない空の色に、綺麗に見えるのに高山マツをも枯らしてしまう火山ガスとか、今まで知らなかった沢山の自然に出会えた、そんな時間でした。 
帰り際、テント場に向かう一本道で雄山を眺めて歩いていたら「あ!オコジョ!」って後ろで声がして、勢いよく振り返ったら、お友達と目があって、お互い「わぁ!」って顔をしたりもして(笑)なんでも、私の左斜め後ろの高山マツの間を走って行ったそうで、姿は見られませんでしたが、あぁ、いたんだ!って思うと、それだけでなんだか嬉しかったです(笑)
 


毎回思うのですが、山に行くと、自然だけじゃなくて人の温かさにも気づかされる。
泊まった山小屋で、少なくとも5人の方とはお話したし、特に、同室だった2人のおばあちゃんには、色んな事、沢山教えて頂いて、とてもあたたかい気持ちになりました。
「まだ若いからこれからね」
そう言って優しく笑ったお2人は、今まで、沢山の山を登って、沢山の景色を見てこられたんだと思う。
「明日早いなら、もう寝なきゃ」
次の日の行程をチラッとお話しただけなのに、8時過ぎにそう言って声をかけて下さったお2人の優しさに沢山癒された。



道程で沢山教えて頂けた知識も、沢山頂いたお心遣いも、あぁ支えられてばっかりだなって、あったかいなって、そんな事ばかりを思った2日間。
贅沢だなって、幸せだなって、強く強く思った2日間でした。

感謝してもしきれない事ばかりですが、沢山沢山、ありがとうございました!

来週も、晴れますように・・・・!