2014年3月17日月曜日

気持ちと写真と

 


フォトグラファー、市橋織江さんのインタビュー記事での彼女の言葉。
 気持ちのムラが無い。
「でもその代わり盛り上がりがないというか。」
そんな言葉に、あぁ、それでも良いのかとぼんやり。

「余計な感情が入ってきそうなものはあまり撮っていない。」
「感情で入らないで、一歩ひいて客観的に見ようと努力しながら撮るんです。」

人と撮りに行く時、皆が笑うその雰囲気が好きで、
「一歩ひいて客観的」な視点から撮りたいというのが私の思いで、
それが好きだらから、そんな写真を撮って来たけれど、
実際の作品作り(と言って良いほどのものでもないけれど)は、
自分の気分に左右される私に、この言葉はとても衝撃的だった。
感情で入らない世界って、どんな世界なのかな。
想像がつかない。
素敵だと思ってカメラを構えれば、そんな写真になるし、
苦手だなと思ってカメラを構えれば、そんな写真になる。
それではダメだなと思って、苦手なものを撮るようにしていたら、
苦手だったものが好きになったりする事はよくありますが、
それは、感情で入った世界なんだろうな。

噛み砕くのに、少し時間がかかりそうですが、
そんな世界が見てみたいなと思った事を覚えていたいなと思ったので、
メモ書き程度に覚書。

出典:『市橋織江 by QUOTATION』

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